WIND BENEATH MY WINGS

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誰が為の成果主義

2008-04-30 08:05:16 | このブログについて・お知らせ
あらためて考えさせられる、成果主義。

労働者も管理職も、
そして導入した経営陣ですら幸せにしないシステム。

人を育てること、技術だけでなく想いを伝承する
日本的な美徳を粉々にし、
個人のモチベーションもさることながら、
「チームワーク」「みんなのために」、
そして
「社会のために」という
働く上でいちばん一番大切なことを見失わせるもの。

人間はカネのために働くにあらず。

このシステムで唯一得をするのは、
目先の人件費を削り偉くなった担当者と、
ぼったくり経営コンサルタント?

彼らは決して責任をとりません。

耳障りだけは良い
目先主義を進言され
踊らされる経営陣。

責任を問われるのは、
自分たちなのに。

なぜ責任をとれない人を
信じるのでしょう。

なぜ立場を危うくしてまで
必死で正しいことをいう人間
を遠ざけるのでしょう。

こういう人たちこそ信じるべき人間。
人と引っ張り、少々のことではめげずに
何かを成し遂げ、
未来をつくる人材なのです。


誰の為の成果主義?

■関連投稿

●経団連「経営労働政策委員会報告」を読みながら考える。
こちらです。
●成果主義にみる裸の王様、そろそろ目を覚ましませんか?
こちらです。

■関連書籍

内容(「BOOK」データベースより)
「客観評価」「評価のフィードバック」を掲げ、
給料格差と勤労意欲の連動を信じた成果主義は
いちばん大切な人材育成機能を破壊した。
いま、企業はどのようなシステムを再構築すべきなのか。
「やり過ごし」「尻ぬぐい」など
先達の知恵と経営戦略論が明かす“育てる経営”の思想。

“育てる経営”の戦略―ポスト成果主義への道 (講談社選書メチエ)
高橋 伸夫
講談社

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